私の今年の漢字。

遅ればせながら、私の今年の漢字。

私の今年の漢字、「遷」うつる。
数日前に、清水寺にて公表されたものは「災」。

私なりにちょっと考えてみました。
災ともニュアンスが近いけれど、もう少し含みが強い言葉を選びました。

スポーツ界でのパワハラ報道が多かった。体操界、アマボクシング界、大学アメフト界、相撲界など、権力を持った人に対して、選手個人がアピール(手段は様々だった)をした。まだまだフェアにはなっていないけれど。これは、権力を持った人の力に対して、個人自体も力を発揮する環境が整い始め、個人に力が遷ってきたと言えなくもない。スポーツ界は基本的に上が全て正しい、と考えられていて、今までは完全に封印されてきたが、一部の膿が出され始めた。

自然環境も今までと違う段階に遷って来たような気がする。
年初の関東大雪から始まり、西日本豪雨、空梅雨、夏の猛暑、9月の長雨、10月から年末まで高温が続く。北海道の地震。台風の勢力上昇。記録的な自然災害は地球規模の変化を捉えたもので、地球も次のフェーズに遷ったような気がしています。

経済社会も日本を含む西洋社会の民主主義が中国の脅威を感じる1年になった。民主主義の多様な価値観が足かせになり、スピード感を出して変化できないことが、中国の政治のスピード感について行けない。10億人を超える人口とトップダウンで情報を握り、強制的に動かすことができることで、西側諸国を凌駕しようとする動きがハッキリと見えたのが今年の1年かと思います。

そして、農業について。
農業についてはセブンイレブンが野菜工場を設立すると報道されたり、GPSを利用して、無人のトラクターを動かすなど、技術の進歩が見られる。次の時代に遷ったように感じる。

平成も来春には終了します。次の時代に遷るには、今年はとても印象の強い一年でした。微妙なバランスの中で、少し傾きが、今までとは違う方向に傾いた一年だったと思います。時代はいつも遷り変わりますが、人生の大半は平成で過ごしたこともあり、平成最後の年末ということで、少しノスタルジーを感じて過ごしています。笑

写真は本日の夕陽。
太陽の左手にはうっすらと富士山です。
写真では見にくいですが。笑