雑草を学ぶ。
先週の日曜日のこと。雑草について学びました。これは、実に面白い。
雑草学を研究している前田純さんから雑草に関する情報を沢山入手。主に食べられる草を教えてもらう。
食べられる草があるということは、当然食べてはいけない毒草もある。
西多摩にあるゴクウホースビレッジという馬の厩舎でのイベント。
山の中腹にある畑周りで、雑草を収穫。
前田純さんいわく、
雑草は人が不要としたものが雑草であり、同じ草でも人が必要とるす瞬間から雑草でなくなる、とのこと。
それはそうか。ということで、改めると、収穫した瞬間から、雑草ではなく、草になる。
参加者30名程度が銘々が好きな草を摘む。あれやこれやと前田さんに質問しながら、楽しみながら、普段気にしない草たちを追う。
収穫した草は本日の昼食。
仕分けながら、草の説明をしてもらう。草の説明を聞いていると、時々、これは毒草、と前田さんが呟く。仕分けはランチに毒草が混入しないようにチェックのためでもある。意外と、毒草の多いことに、驚かされる。中には、絶命に至る草まである。
これは闇雲に草を取って食べてはまずいな。
逆に、殆どの草が食べられることにも驚く。身近なものや、畑にあるものは殆ど食べられる。ただ、食べられるのとおいしいは異なるので、要注意。そんな中でも、おいしく食べられる草も自分の畑に沢山見られる。
作物がなくなっても、夏場は草で生きていられる。
食べられる草と毒草を選別したら、ランチに入る。
実際にカレーと餃子にして食べてみた。写真は撮らなかったが、すりつぶしたり、細かく刻んだりしているので、ほぼ問題なく食べられた。
そして、うまかった。
カレーは煮込むほど、草の固体が無くなり、程よくうまかった。
カレー、餃子共に、肉も使っており、肉はイノシシ。
カラダには不思議な生気がみなぎる感じ。自然界の力なのか。
自然栽培の野菜作りのその先を学んだ。農薬、除草剤、肥料(化学肥料、有機肥料ともに)を使わない自然栽培。そこから更に一歩踏み込んだ世界。一般の人には受け入れがたいが、自然栽培を志していると、それ程遠くない世界であることのため、興味が湧く。漢方や生薬の多くは草からできているものも多い。カラダと草がこれから面白い。