木田とうふ店&自然栽培大豆。
応援購入して頂いた方、ありがとうございました。
松島の育てた自然栽培大豆で、木田とうふ店さんに豆腐を作って頂きました。
豆腐を作って頂いたものの、まだ試験的な段階で、多くの方々にご迷惑をお掛けしました。
絹ごし豆腐が固まらず、急遽丸カップに入れ、おぼろ豆腐に仕立てました。
一緒に豆腐作りを手伝って下さった寺田さんのアイデア。
ご無理を申し上げ、作って頂いた木田さんの豆腐を失敗作にはできなかったので、寺田さんのファインプレーです。
若干の失敗がありましたが、木田さん、寺田さんのおかげと、皆さんの温かい目により、小さな一歩を踏み出すことができました。
皆さま、ありがとうございました!!
少しでもカラダに良い食材ができることと、街が楽しくなることのキッカケになればという思いがあり、今回の試みでした。
微々たるものの積み重ねが、街を構成しています。ちょっとした楽しみを生み出して、街をちょっとだけ楽しくしていきたい。
ここからは、とうふ作り当日の振り返り。
水で戻した豆をすり潰すところからスタート。
水を含ませながら、すり潰していき、どろどろのスムージー状に。
すり潰した大豆スムージーを、大きな圧力釜に投入し、熱を加えます。
圧力釜上部の排気口から、ものすごい勢いの蒸気が吹き上がる。
作業場は、一気に雲の中に入り込んだようなホワイトアウトの世界に早替わり。
蒸気を噴出させながら、数分待機。
その間に木田さんご夫婦は容器の再洗浄。元々洗ってあるきれいな容器ですが、再度、洗って、豆腐の原料を入れる準備をする。
圧力計と温度計を見ながら、加熱を止める。
圧力釜から、大きな蒸し器のような器械に移し替える。その際に、布で濾しながら。
豆乳の出来上がり。
豆乳を絹ごしを作る容器に流し込む。容器にはニガリを入れておき、豆乳を勢いよく一気に流し入れる。勢いよく流し入れることで、ニガリとの撹拌を計る。
これで固まれば、絹ごし豆腐の完成。
絹ごしが固まるまで、木綿豆腐の製作に入る。
残った豆乳にニガリを少しずつ振り入れ、細かい豆腐の素を作る。
穴が空いた容器に木綿を敷いて、そこに細かい豆腐の素を入れる。水分が抜け、溜まった豆腐の素を木綿でくるむ。上から重しを置き、圧力で水分を抜いていく。
ある程度の水分が抜けると、細かかった豆腐の素が固まり、木綿豆腐となる。
大きな木綿豆腐は、四角いパックに合わせて、カット。無事完成。
さて、絹ごしに戻る。
通常の時間を超えても、固まらない。
困ってしまう木田さんと私。
そして、寺田さん。
おぼろ豆腐にしよう!迅速な行動により、透明カップを用意して下さった。
こんな経緯で、
絹ごしとうふが朧になりました。
絹ごしがうまく固まらず、柔らかな朧に。
やはり繊細なんですね。
固まらなかった理由は、水が多かったからのようです。新豆のために、水分が抜けきれていないので、固まりにくかったと。
通常、豆が入れ替わるときには、古い豆と織り交ぜながら、調整しているとのこと。
今回は松島の新豆だけで作ったので、計算以上に水分量が多くなってしまった。
こうして今回の豆腐作りが終了。
年配のご夫婦が手と手を取り扱って、豆腐を作る姿が美しいかった。ご主人は40年以上豆腐を作っていると言っていた。適当に言っていたが、おそらくそれ以上のキャリアがあるような気がします。
小柄な奥様が取り仕切って、ご主人がそれに応えます。私はお手伝いをするつもりでしたが、そんな隙間はありません。二人三脚を絵にしたようなお二人の動き。
長年の連れ添い、なんかいいですね。
お二人の豆腐作りを目の前で見るという体験だけで、すごい充実感。貴重な体験になりました。
ご無理を申し上げ、それに応えて頂いたことに、感謝です。
私としては、次回があるように動きますが、木田さんご夫妻もお考えがあることと思います。木田さんからご理解頂き、次回がありましたら、皆さま改めてよろしくお願いします!
皆さまありがとうございました!