ゲノム編集の食物が許可。

ゲノム編集の食物が許可された。
夜に、待望の雨。

少し前の新聞記事ですが、いよいよ人工的に遺伝情報を作り変えた作物が世に出回ることが許可された。
ゲノム編集を使った食品です。
メリットは、
・作物の収量アップ
・作物のサイズアップ
・作物の栄養価のアップ
・病害虫被害の抑制
・味の改良
・食糧不足問題の解決
など、です。
デメリットは、多少の費用が掛かる以外には、分かっていない。

なぜ許可が下りたかというと、自然界でも突然変異としてゲノムが変わることは多々あることや、従来の品種改良と、人工的なものと区別がつかないため、だそうだ。

いやいや、とんでもない見解です。
自然界のゲノムが変わるのは、自然界の脈々と受け継がれている中で、多様性を生むためのシステム上で生じているものである。なんの脈絡のない場所で、編集をしてしまうなんて、上記の流れとは全く異なる。
今後、自然界にもたらす影響が分からないものに簡単に許可を下ろしてしまうのは、いかがなものかと。自然界の生態系や、人類の次世代、またその後の世代への影響も複合的に検証して頂きたい。ほぼ不可能な検証だが。
短期的かつ経済的な観点のみでの判断には、もううんざりしている。プラスチックの件とか、二酸化炭素の件とか。

ちなみに、
米国は、農務省が規制しない方針。
EUは、欧州司法裁判所が遺伝子組み換えと同様に規制するとの判断。

2019年末に、ゲノム編集で開発された、栄養の多いトマトの販売を目指す、とのこと。食品表示については消費者庁が検討することになっている。

夜になって、待望の雨が降ってきました。私の記憶では、まとまった雨になったのは12/17以来。その間、何度か少量の雨は降ったけれど、畑が潤うほどではなかった。今夜の雨は最高の雨です。

えー、
ゲノム編集作物について、もう少し記述したくなりました。
この技術は植物工場との相性がめちゃくちゃに良いと想像できる。LEDの光と少量の栄養素のみで立派に育てられるようにゲノム編集をする。
格安で、農薬を使わない作物が収穫可能になる。近い将来、コンビニなどの野菜は移り変わっていくのでしょうね。流れには逆らえない。
我々のように、太陽の光と大地の力を素に露地栽培をしている農家は不要になるかもしれませんね。

それにしても、そもそも人工的にゲノム編集した食べ物を口にしたい人はいるのだろうか…
露地農家が不要になるまでは、しっかりと自分の作物を立派に育てることに専念することにします。笑