ウイルス療法。

本日2/1放送のそもそも総研。
がん治療、ウイルス療法。
すごい!

がん患者をウイルスに感染させ、がんを治す治療法です。
東京大学医科学研究所、先端がん治療分野にて、藤堂具紀教授。
がん細胞だけを破壊するウイルスを人工的に作って、ウイルスを薬にする。
治療初期としては、ウイルスががん細胞を壊すが、その後は長期間、体の免疫力に頼り、がん化を止めるという画期的な治療法。

ウイルスを患部に注射して、体に感染させる。
そのウイルスががん細胞に入り込み、増殖し、がん細胞を破壊する。
正常細胞にもウイルスは感染するが、正常細胞は破壊されない。
がん細胞を破壊した際に、体内に備わっている免疫ががん細胞を敵だと認識する。
すると、免疫の働きにより、がんの再発から免れることができる。

単純ヘルペスウイルス1型という口唇ヘルペスの原因となるウイルスを遺伝子操作した特殊なウイルスを作る。
体内のがん細胞で増殖するようにウイルスの遺伝子を操作しているのです。

主に脳腫瘍での治験が進められている。
余命3〜6ヶ月の方で、約4割の方が1年以上の延命に成功している。
中には7年の延命の方がいます。

血液のがん以外の固形がんであれば、全てのがんに効果がある、と研究者は言う。
ただし、免疫力を高める治療法なので、ある程度の時間と体力が必要だとのこと。最低でも4〜5ヶ月は必要。
がん発見時の体力がある際に、治療を開始するのが理想と。

実用化は悪性脳腫瘍であれば、1〜2年の見通し。

現在の標準治療との関係もあり、処置のタイミングを考んがえなければならないことと、様々な部位での治験が必要になるので、お金と時間がかかる事が問題です。
まあ、制度的な問題です。

ここまでは番組内の話。

少しだけ、私の懸念。
治験では安全とされたようですが、本当に遺伝子操作ウイルスの副作用が無いのかは非常に心配。
いずれにしても、がん治療をするのは非常にお金が掛かります。がんにならない体を作るのが理想的。
楽しく健康的な生活を。笑

雪、降ってきた。
今回はどれくらい積もるかな。笑